タイトルに意味があるGameや作中の大事な場面でタイトルの言葉が出てくるGameは凄く好みです。
はるまで、くるる。
先へ先へと読ませる文章でした。
初めから謎が提示されていると進めやすいですね。
作中の引用もまた私好み。
三界の狂人は狂せることを知らず
四生の盲者は盲なることを識らず
生まれ生まれ生まれ生まれて生の始めに暗く
死に死に死に死んで死の終りに冥し
迷える世界の人々は、自分たちが迷っている事を知らない。
あらゆる生き物たちは、自分たちが正しい目を持っていないという事を知らない。
何度も何度も色んな世界で生まれ変わったとしても、その原因が分からず、
何度も何度も色んな世界で死んでいっても、其れから後の事は全くわからないのである。
「生」は生きている間は知覚出来ないということなのではないでしょうか。
物事の本質は物事の渦中にいるのでは解らない、とも取れますね。
それでもループの中にありながら少しのヒントで構造を把握していった秋桜は凄い...
非常に上手く詰め込んでいたGameだったと思います。
作品構造や設定だけでなく演出にも感動させられました。感謝。
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