2012年9月12日水曜日

The End of The Summer


 時間を捻り出してまとめてPlayして終わらせました。20時間弱ですかね、Voiceをしっかり聞くともう少しかかると思います。
 なかなか止め時が見つからず、ぶっ続けでしてました。久しぶりの感覚ですね...。

 さて今回はとある人を参考にしてReview風にしてみましょうか。
 
Story
2012. 9. 29――その日、世界は終わった。 
ツクツクボーシの声が虚しく響き渡り、誰もいない街に夏の終わりを告げている。 
もう僕にできるのは、最後の瞬間まで”彼女”と添い遂げることだけ… 
でもせめて、残った者の義務として―― 
この世界がいかにして終わりを迎えたのか、その経緯を伝えようと思う。 
僕と”彼女”が、確かにここで生きていたという証を。 
そして僕らの世界が終わりを告げるまでの、永遠にも似たひと月足らずの物語を。

これを見て何か感じるものがあればPlayするべきでしょう。
それにしても全て終わったあとだと感慨深い文章ですね。

ネタバレにならないようStoryを説明すると掲示板に書かれた「世界が終わる」という予言を阻止するべく皆で行動していく、といった感じです。もちろんそれだけでは終わりませんが・・・。

Character
千ヶ崎入莉(CV:みる)がすごく可愛い。庇護欲掻き立てられます。甘えてくるのが可愛すぎてもう.....。
あとは藤白柊(CV:桐谷華)の声がよかったですね。フリーザ様の台詞言う所は何回も聞いてしまいましたよ。
っていうか織塚がんばりすぎでしょ?こういうキャラは得てして不幸な立場が多い
Stage Effects
最後のアレのせいで涙が止まらなくなりました。予想だにしませんでしたね。
それとどちらかといえばSystemの方ですが、mixiを模したサイトやネット掲示板などがあり親しみやすかったです。

Music
re-birthが流れたときの状況もあり印象に残っています。
あとは演出的な意味でhappy birthday to…もですね。これはPlayした人の多くが思うことでしょう。AIRで言うところの青空的な立ち位置。
本編自体とは関係ないですが夏の終焉りのサントラが初回特典に付いていて本当に良かった。今も聞きながら書いています。

 まとめ
プレイ中に2回驚きで声が出ました。特に2回目には本当にやられました........
不満な点を上げるとすると、終盤で加速したあと、少し失速した部分があったことですかね。ですがそれは扱うテーマ的にも仕方なかったことだと思います。あそこで葛藤やすれ違いを描いておかないといけませんし。
とりあえず相当に面白かったことは事実です。2012年の上位に入って欲しい。
あっそれと、最初に誕生日を入れるんですがネタに走らず自分の誕生日にしておきましょう。

The end of the world, and happy birthday
When you make a vow to God, do not delay fulfilling it;for he has no pleasure in fools.
Fullifil what you vow. It is better that you should not vow than that you should vow and not fulfill it.

世界の終わり、誕生日おめでとう
神に誓ったならすぐに果たしなさい 愚か者は神に喜ばれません。
誓いを果たさないなら誓いなど立てるべきではない。


2012年9月2日日曜日

The Sun of Spring


タイトルに意味があるGameや作中の大事な場面でタイトルの言葉が出てくるGameは凄く好みです。

はるまで、くるる。

先へ先へと読ませる文章でした。
初めから謎が提示されていると進めやすいですね。

作中の引用もまた私好み。


三界の狂人は狂せることを知らず

四生の盲者は盲なることを識らず
  
生まれ生まれ生まれ生まれて生の始めに暗く
  
死に死に死に死んで死の終りに冥し 
  

迷える世界の人々は、自分たちが迷っている事を知らない。 

あらゆる生き物たちは、自分たちが正しい目を持っていないという事を知らない。

何度も何度も色んな世界で生まれ変わったとしても、その原因が分からず、

何度も何度も色んな世界で死んでいっても、其れから後の事は全くわからないのである。



「生」は生きている間は知覚出来ないということなのではないでしょうか。
物事の本質は物事の渦中にいるのでは解らない、とも取れますね。
それでもループの中にありながら少しのヒントで構造を把握していった秋桜は凄い...
非常に上手く詰め込んでいたGameだったと思います。
作品構造や設定だけでなく演出にも感動させられました。感謝。